祖谷のかずら橋(いやのかずらばし)
国指定重要有形民俗文化財。平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷”にあるかずら橋です。シラクチカズラで作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14m。 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設でした。海外からの観光客の方にも人気です。
箸蔵寺(はしくらじ)
真言宗別格本山。天長5(828)年に空海(弘法大師)が金比羅神の御神託を受けて七堂伽藍を建て、自ら刻んだ神像を本尊として開基したといわれています。金毘羅奥の院としても知られ、千年を超える歴史をもつ由緒ある寺です。春の桜、秋の紅葉は絶景。
雲辺寺(うんぺんじ)
四国霊場で最も標高高い場所にある(911m)四国第66番札所。延暦8(789)年、空海(弘法大師)が16歳のとき、深遠な霊山に心うたれて堂宇(どうう)を建立したのが創建といわれています。別名「四国高野」で知られる由緒ある寺。愛媛県境からつながる遍路道の一部は国の史跡です。
黒沢湿原(くろぞうしつげん)
徳島県指定天然記念物。東・西・北の三方が標高600m余りの山々に囲まれ、南方は緩傾斜して松尾川に向かう湿原の中に26.7haの湿原があり、この湿原の畦畔から山麓にはオオミズゴケ・サギソウ・イシモチソウ・キセルアザミなどの水生植物が繁茂しています(県指定天然記念物)。